フォントファミリにはいくつかの基本的なカテゴリーがあり、それぞれ異なるスタイルと用途があります。以下に、代表的なフォントファミリの基本を紹介します。
ウェブデザインをしていても、なんとなくでフォントを選んでいる方なども多く見受けられますので、是非この機会に基礎を理解し、デザイン等に生かしていただけたらと思います。
もちろんこういった基本的な知識においてはウェブデザイン技能検定の学科の範囲内にないっていますので、そういった意味でも理解しておいて損はないと思います。
目次
1. Serif(セリフ)
説明: セリフフォントは、文字の端に小さな装飾(セリフ)が付いているフォントです。これらのフォントは、印刷物や長文のテキストでの読みやすさを向上させるためによく使用されます。
代表的なフォント: Times New Roman, Georgia, Garamond
使用例:
font-family: "Times New Roman", Times, serif;
2. Sans-serif(サンセリフ)
説明: サンセリフフォントは、文字の端に装飾がないフォントです。モダンでクリーンな印象を与え、Webデザインや短いテキストでよく使用されます。
代表的なフォント: Arial, Helvetica, Verdana
使用例:
font-family: Arial, Helvetica, sans-serif;
3. Monospace(モノスペース)
説明: モノスペースフォントは、すべての文字が同じ幅を持つフォントです。プログラミングやテキストエディタでのコードの読みやすさを向上させるためによく使用されます。
代表的なフォント: Courier New, Consolas, Monaco
使用例:
font-family: "Courier New", Courier, monospace;
4. Cursive(カーシブ)
説明: カーシブフォントは、筆記体や手書き風のスタイルを持つフォントです。装飾的なデザインやタイトル、特定のテーマに沿ったデザインで使用されます。
代表的なフォント: Comic Sans MS, Brush Script MT
使用例:
font-family: "Comic Sans MS", cursive;
5. Fantasy(ファンタジー)
説明: ファンタジーフォントは、装飾的でデコラティブなスタイルを持つフォントです。特定のテーマやデザイン要素として使用されます。
代表的なフォント: Impact, Papyrus
使用例:
font-family: Impact, fantasy;
おまけ:最後に一般的なファミリ名を設定する理由
リストの最後に一般的なフォントファミリ名(serif
、sans-serif
、monospace
、cursive
、fantasy
)を指定するのは、ブラウザが最終的に使用するフォントのスタイルを保証できるようにするためです。
これにより、ユーザーの環境に適したフォントが確実に使用され、デザインが崩れるのを防ぎます。
まとめ
フォントファミリには、以下の基本的なカテゴリーがあります:
- Serif: 装飾のある伝統的なフォント
- Sans-serif: 装飾のないモダンなフォント
- Monospace: すべての文字が同じ幅のフォント
- Cursive: 筆記体や手書き風のフォント
- Fantasy: 装飾的なデコラティブフォント
また最近ではGooglefontなどフリーで使用できて優秀なフォント(noto sans)などを使用しているWEBサイトもよく見かけます。
その他adobeでも気軽にwebフォントが使用できる時代になってきていたりしますので、昔のようにヒラギノ・メイリオ・游ゴシックなどを指定しておけばいいやといった認識ではなく、それぞれのフォントの特徴を理解したうえでウェブデザインに生かしていただけたらと思います。