CAPTCHA: ウェブセキュリティの守護者【ウェブデザイン技能検定 1級学科範囲】

ログインをする際に絵柄を合わせたり、見えずらい文字がなんて書いてあるのか打ったり、ただチェックボックスにチェックを入れるだけのものから、なんとなく一般の人でも触れる機会の多いCAPTCHAについて今回は解説したいと思います。

CAPTCHA(Completely Automated Public Turing test to tell Computers and Humans Apart)は、ウェブサイト上でボットと人間を区別するためのテストです。
スパム防止やセキュリティ強化のために広く使用されています。

CAPTCHAの目的と実装方法

目的
  • スパム防止: フォームスパムや自動化された攻撃を防ぐ。
  • セキュリティ強化: 不正アクセスやボットの活動を抑制する。
実装方法
  1. 文字認識: ユーザーに歪んだ文字や数字を入力させる。
  2. 画像選択: ユーザーに特定の画像(例: 全ての交通信号を含む画像)を選ばせる。
  3. 音声認識: 視覚に障害があるユーザー向けに、音声での確認を提供する。

Google reCAPTCHA

CAPTCHA の仕組みを使用しているものの代表的なものとしてGoogle reCAPTCHAがあります。

Google reCAPTCHA は、Google が提供する CAPTCHA の一種です。
reCAPTCHA は従来の CAPTCHA に比べてユーザーにとって使いやすく、より高度なセキュリティを提供します。
reCAPTCHA の目的は、ユーザーに簡単なテストを提示し、ボットと人間を区別することです。

https://www.google.com/recaptcha/about

Google reCAPTCHAはショッピングサイトや会員ログインがあるようなサイトなど、様々なサイトで利用されている仕組みです。

ネットサーフィンをしたことがある人は誰もが目にしたことがあるCAPTCHAといっても過言ではないくらい世界で利用されています。

特徴:

  • ユーザーエクスペリエンス: 簡単な操作で人間であることを証明。
  • セキュリティ: ボットによるアクセスを効果的にブロック。
  • 実装: ウェブサイトに簡単に統合可能。

使用例:

  • フォーム送信の前に確認。
  • 新規アカウント作成時の検証。
  • コメント投稿の際の検証。

CAPTCHAの重要性

CAPTCHAは、インターネット上の多くのサービスで重要な役割を果たしています。
スパムや不正アクセスからユーザーを守り、ウェブサイトのセキュリティを強化するために不可欠です。

まとめ

  • CAPTCHAは、ボットと人間を区別するためのテストであり、ウェブサイトのセキュリティ強化に使用されます。
    インターネット上の多くのサービスでスパムや不正アクセスを防ぐために重要な役割を果たしています。
  • Google reCAPTCHAは、ユーザーの操作を簡素化しつつ、高いセキュリティを提供します。
    簡単に導入できる他、セキュリティ面でも信頼を得ているため、利用しているサイトは世界中にたくさんあります。

Google reCAPTCHAに関しては本当に導入が簡単ですので、ウェブデザイナーなりたての方でも対応できると思います。
フォームを設置する際などには導入を検討する価値はものすごくあること間違いなしです。

サイトの管理・運用に関わる事なのでウェブデザイン技能検定でももちろん出題される範囲に含まれていますので、WEB業界で働く方・目指している方は最低でも知識としても持っておくようにしましょう。

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