HTML・インタラクティブコンテンツに属する要素【ウェブデザイン技能検定 1級学科範囲】

インタラクティブコンテンツはユーザーとやり取りができるHTML要素の集合です。
これらの要素はユーザーの入力を受け取ったりイベントをトリガーしたりするために使用されます。
ここでは、インタラクティブコンテンツに属する要素と、具体的な例について説明します。

インタラクティブコンテンツとは

ユーザーが操作できる要素を指します。
フォーム要素やリンク、ボタン、メディア要素などが含まれます。
ユーザーの操作に応じて動作を変えることができるため、ウェブページの動的な要素を構成します。

インタラクティブコンテンツに含まれる要素

以下は、インタラクティブコンテンツに含まれる主要な要素の一覧です

  • <a>(リンク要素)
  • <button>(ボタン要素)
  • <input>(入力フィールド)
  • <select>(選択メニュー)
  • <textarea>(テキストエリア)
  • <details>(詳細要素)
  • <embed>(埋め込み要素)
  • <iframe>(インラインフレーム)
  • <keygen>(キー生成要素)
  • <label>(ラベル)
  • <video>(ビデオ要素)
  • <audio>(オーディオ要素)
  • <object>(オブジェクト要素)

特に重要なインタラクティブ要素の説明

<a>(リンク要素)

href属性が指定されている場合、<a>要素はインタラクティブコンテンツと見なされます。href属性がない場合は、インタラクティブではなくなります。

<a href="https://example.com">リンク</a> <!-- インタラクティブ -->
<a>テキスト</a> <!-- 非インタラクティブ -->

<button>(ボタン要素)

ユーザーがクリックすることで操作をトリガーする要素です。フォームの送信やJavaScriptイベントのトリガーに使用されます。

<button>クリック</button> <!-- インタラクティブ -->

<input>(入力フィールド)

ユーザーからのデータ入力を受け取る要素で、テキスト入力、チェックボックス、ラジオボタンなどさまざまなタイプがあります。

<input type="text"> <!-- インタラクティブ -->
<input type="checkbox"> <!-- インタラクティブ -->

問題の解説

<a>要素は、ユーザーがクリックできるリンクを提供するため、インタラクティブコンテンツと見なされます。一方、href属性が指定されていない場合、その<a>要素はインタラクティブコンテンツとして機能しません。また、target属性はリンクの表示方法を指定しますが、href属性がないとインタラクティブ要素として認識されません。

まとめ

記事の最初にも記載しましたが、インタラクティブコンテンツはユーザーとやり取りができるHTML要素の集合です。
特に、<a>要素はhref属性が指定されている場合にインタラクティブな要素と見なされます。
ウェブページの動的な要素を理解し適切に使用することでユーザーにとって使いやすいインターフェースを提供することができます。

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